リハビリテーション科
リハビリテーションとは
リハビリテーションとはラテン語で「再び適した状態に回復する」という意味を持つ言葉です。回復とは単にケガや病気からの回復ということだけではありません。
その人の生活、趣味、願望、社会的な権利や地位、そして人間としての尊厳までをも含めた回復、人間としての復権、というところがリハビリテーション本来の意味するところです。
整形外科疾患では保存療法(手術をしない治療:リハビリテーション、関節注射、薬物療法、装具療法など)や手術療法いずれの場合においてもリハビリテーションがとても大切です。
当医院のリハビリテーション部では、身体に問題を抱える方々の機能的な能力(筋力、関節可動域など)や症状を可能な限り回復させ、各個人の生活、趣味、そして人生を再び建て直していくお手伝いをさせていただきます。
対象疾患
運動器疾患のある患者様(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症、40・50肩、スポーツ外傷など)
術後退院されてから継続したリハビリを希望される患者様(紹介状が必要となる場合があります)
交通事故後の外傷の患者様
※詳しくは診療時、医師へご相談ください。
リハビリテーションの治療内容
理学療法
理学療法士が疾患に対する全身評価を行い、その評価をもとに、徒手療法(ストレッチ、筋膜リリース、関節モビライゼーション、マッサージ等)や運動療法(使えていない筋肉の再教育)を状態に合わせて理学療法士が実施いたします。
物理療法
腰痛や関節痛、神経痛に対して症状緩和を目的に電気治療や温熱治療、牽引治療などを行います。
リハビリテーションの流れ
1
診察
整形外科医による診察を行い病状を確定します(レントゲン・CT・MRIなどを使って検査内容を元に診断することもあります)
2
リハビリオーダー
患者様の状態を医師に確認し、リハビリの方向性を決めます。
3
理学療法士による問診・評価
リハビリの初回は、今後の治療のために、お体の状態を評価させていただく、その評価を元にリハビリを進めていきます。
4
リハビリテーション開始
【個別のリハビリ】全身機能評価を元に、理学療法士が、治療・セルフケア・セルフトレーニング・生活指導など細かく行い、症状緩和・改善に努めます。
【物理療法】物理療法機器を使用し、固まった筋肉をほぐしたり、詰まった関節を伸ばしたり自宅では行えないことを医療機器によって行います。